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一世名人 (慶長17年) 初代大橋宗桂 (1555〜1634) |
1.草創期 (1) 初代宗桂 初代大橋宗桂は京都の人。その出生は明らかでないが、碁打ちの本因坊算砂らと共に将棋指しとして、信長や秀吉にも伺候したという。 慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いで徳川の世になり、将棋好きの家康に可愛がられた宗桂は慶長17年(1612)から、碁打ち衆らとともに 「五十石、五人扶持」 の俸禄が与えられた。 これにより将棋の第一人者と認められ、名人と呼ばれるようになった。 宗桂58歳のときである。 |