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目次
二世名人 (寛永11年)
二代大橋宗古
(1576〜1654)

1.草創期
(5) 経鈔1番


宗桂が亡くなった寛永11年(1634)に、その嫡子である宗古が59歳で名人を嗣いだ。

その2年後に二代宗古は幕府に 『象戯作物』 百番を献上し、これは 『将棋経鈔』 という名前でも出版された。

この中に 「将棋治式三ヶ条」 として、二歩と打歩詰・千日手・行き所なき駒を 「禁じ手」 として例図入りで明文化されている。

経鈔1番は、二歩と打歩詰を解消する例題である。