手順
次
次章
目次
伊野部看斎
3.興隆期 (在野)
(6) 手段草94番
享保9年(1724)に出版されたという 『象戯手段草』 百番は序文を書いた伊野部看斎の作とされているが、その序文には「土屋土佐守好直公が選んだ」とあり、真の作者は判らない。
いずれにしても、玉を全格に配置した初めての作品集であるばかりでなく、次の最盛期の幕を開くようなレベルの作品が幾つも含まれている。
その中で、この94番は軽い作品だが、持駒金を先に捨てて銀四枚での詰上りが面白い。
四銀詰1号局
である。