手順
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目次
八世名人(寛政元年)
九代大橋宗桂
(1744〜1799)

6.最盛期(エピローグ)
(5) 舞玉2番


九代宗桂は構想作よりも趣向作に才能を発揮した。

舞玉2番は三段目に並んだ歩の上を金が押して行くスリルに富んだ趣向手順で、絶えず同歩と金を取られる変化がある。 後半、一段目を成香で押して戻ってくるのも気が利いている。