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目次
四段
桑原君仲

6.最盛期(エピローグ)
(6) 極妙5番


桑原君仲は九代宗桂の弟子で、棋力は四段。生涯に 『将棋玉図』 と 『将棋極妙』 の二百番を遺しているが、出版されたのはいずれも没後である。

君仲はとくに炙り出し曲詰に才能を発揮し、57局を数える。

「極妙」 には巻頭の1番から8番まで 「八卦詰」 のシリーズ作が並んでおり、9番から50番まで 「大小詰」、巻末に 「市松」 と 「大襷」 がある。 この5番は 「八卦詰」 の一つで、詰上りが 「」 の象を表す。

「玉図」 にも 「大菱」 と四局の 「市松」 が収められている。