なにぶん駒の種類が多い(29種もある)ので、グループ分けをして紹介して参ります。
○ | ○ | ○ | ||
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○ | 玉 将 | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
■ | ■ |
○ | ○ | ○ | ||
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○ | 金 将 | ○ | ||
○ | ||||
■ | ■ |
○ | ○ | ○ | ||
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銀 将 | ||||
○ | ○ | |||
■ | ■ |
┃ | ||||
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┃ | ||||
香 車 | ||||
■ | ■ | ■ | ■ |
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\ | / | |||
角 行 | ||||
/ | \ | |||
/ | \ |
┃ | ||||
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┃ | ||||
━ | ━ | 飛 車 | ━ | ━ |
┃ | ||||
┃ |
○ | ||||
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歩 兵 | ||||
■ | ■ | ■ | ■ |
以上七種は現代将棋のそれとまったく同じ動きをします(ちなみに「桂馬」は中将棋にはない)。
ただし、中将棋では「金」が成れるということと、「銀」が成ると「竪行」、「香」が成ると「白駒」という駒になるということにご注意ください。
現代将棋において「龍王」「龍馬」といえば、それぞれ「飛車」「角」が成った時の姿ですが、中将棋においては成る前から(試合が始まった時から)「龍王」「龍馬」である駒が存在します。
\ | / | |||
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\ | ○ | / | ||
○ | 龍 馬 | ○ | ||
/ | ○ | \ | ||
/ | \ |
┃ | ||||
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○ | ┃ | ○ | ||
━ | ━ | 龍 王 | ━ | ━ |
○ | ┃ | ○ | ||
┃ |
さてここからは、現代将棋にはない駒の紹介です。
下段の駒から紹介して参ります。
○ | ○ | ○ | ||
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○ | 醉 象 | ○ | ||
○ | ○ | |||
■ | ■ |
○ | ○ | ○ | ||
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○ | 太 子 | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
■ | ■ |
○ | ○ | ○ | ||
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銅 将 | ||||
○ | ||||
■ | ■ |
○ | ||||
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━ | ━ | 横 行 | ━ | ━ |
○ | ||||
\ | / | |||
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\ | / | |||
━ | ━ | 奔 猪 | ━ | ━ |
/ | \ | |||
/ | \ |
○ | ○ | ○ | ||
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猛 豹 | ||||
○ | ○ | ○ | ||
■ | ■ |
\ | ┃ | / | ||
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\ | ┃ | / | ||
白 駒 | ||||
┃ | ||||
┃ |
○ | ||||
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○ | ○ | |||
○ | 麒 麟 | ○ | ||
○ | ○ | |||
○ |
○ | ○ | |||
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○ | ||||
○ | 鳳 凰 | ○ | ||
○ | ||||
○ | ○ |
\ | ┃ | / | ||
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\ | ┃ | / | ||
━ | ━ | 奔 王 | ━ | ━ |
/ | ┃ | \ | ||
/ | ┃ | \ |
○ | ○ | |||
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○ | 盲 虎 | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
■ | ■ |
┃ | ||||
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○ | ┃ | ○ | ||
○ | 飛 鹿 | ○ | ||
○ | ┃ | ○ | ||
■ | ┃ | ■ |
┃ | ||||
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┃ | ||||
反 車 | ||||
┃ | ||||
■ | ■ | ┃ | ■ | ■ |
┃ | ||||
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┃ | ||||
鯨 鯢 | ||||
/ | ┃ | \ | ||
/ | ┃ | \ |
┃ | ||||
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┃ | ||||
○ | 竪 行 | ○ | ||
┃ | ||||
■ | ┃ | ■ |
\ | ┃ | / | ||
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\ | ┃ | / | ||
飛 牛 | ||||
/ | ┃ | \ | ||
/ | ┃ | \ |
○ | ||||
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仲 人 | ||||
○ | ||||
■ | ■ | ■ | ■ |
さて中将棋の駒、全29種類中26種類の紹介が終わりました。
残るは「飛鷲・角鷹・獅子」の3種です。これらは「居食い(居ながらにして敵の駒を食う)」という、現代将棋にはない動きをするという点において共通しています。
(2) | ┃ | (2) | ||
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(1) | ┃ | (1) | ||
━ | ━ | 飛 鷲 | ━ | ━ |
/ | ┃ | \ | ||
/ | ┃ | \ |
\ | (2) | / | ||
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\ | (1) | / | ||
━ | ━ | 角 鷹 | ━ | ━ |
/ | ┃ | \ | ||
/ | ┃ | \ |
(2) | (2) | (2) | (2) | (2) | ||
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(2) | (1) | (1) | (1) | (2) | ||
(2) | (1) | 獅 子 | (1) | (2) | ||
(2) | (1) | (1) | (1) | (2) | ||
(2) | (2) | (2) | (2) | (2) | ||
(-) | (-) |
3.と4.は「一手で玉の動きを二回続けて指せる」とも言い換えられる。
獅子は成ることはできぬ。
さらに、獅子に関しては次のような特殊なルールがある。
これら獅子の特殊ルールについてはこちらのページで詳しく紹介しています。上の説明ではわかりにくいと感じた方はどうぞ。
以上ですべての駒の紹介が終わりました。
色がついているのは、はじめからある駒。
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以下の駒は、成ると元の駒の性能を一部失いますので注意が必要です。
成る前 | 成った後 | 失う利き |
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金将 | 飛車 | 上斜め両隅への利きを失う。 |
銀将 | 竪行 | 斜め四隅への利きを失う。 |
銅将 | 横行 | 上斜め両隅への利きを失う。 |
猛豹 | 角行 | 上下への利きを失う。 |
鳳凰 | 奔王 | 斜め四隅への飛び越しができぬようになる。 |
竪行 | 飛牛 | 左右への利きを失う。 |
横行 | 奔猪 | 上下への利きを失う。 |
仲人 | 醉象 | 後ろへの利きを失う。 |